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【片山晋呉は後半伸ばせずに3位タイにとどまる】 |
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第5日
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競技報告:塩原義雄 写真:G.Kobayashi / Y.Watanabe |
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「昨日の雨でグリーンが止まりやすくなっているから、ガンガン攻めていく。最終組にプレッシャーをかけるぐらいのバーディラッシュといきたいですね」。
スタート前から片山は意気込んでいた。地元での日本オープン。ファンからの声援も励みになっている。一時は、それさえも素直に受け入れないほどゴルフへの情熱を失っていたが、今シーズンは「新生・片山晋呉」を自らのテーマとして、トレーニング、ショット、パット練習に取り組んできた。
その成果が東海クラシックでの5年ぶりのツアー優勝(27勝目)であった。「シーズンに入って自分がゴルフへの情熱を取り戻し、また勝ちたくなっている気持ちになっていることを感じられて本
当にうれしかった。そして、トーナメントでの戦いに胸躍るというか、ドキドキしたり、異常なほどの集中がある自分を楽しんでもいました。もう、大丈夫だ。自信を持って、そう言えるようにもなりました」。
そんな中で迎えた日本オープン。地元・茨城での開催とあって、大会前から、ここに照準を合わせてきた。5年ぶり3度目の大会制覇。目標をその一点に絞り込んでいたのだから、5打差からの最終ラウンドスタートとはいえ、逆転を意識しないわけがなかった。
スタートホールでティーショットを左ラフに打ち込んでボギー発進となったが、6、9番をバーディにしてこの時点ではトップに2打差の好位置に浮上していた。
バックナインに。さあ、ここから…。パットが決まってくれない。何度天を仰いだか。後半の9ホールは、全てパーで、トップとの差は開いていってしまった。「けっして悪いストロークだったわけじゃないし、ラインも読めていた。それでも入らなかったということは、今日は自分の日じゃなかったということでしょう。調子は良いので、シーズン終盤に向けての自分に期待します」。
3位タイ。大会3勝目はおあずけになった。
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