2017年度(第27回)日本シニアオープンゴルフ選手権は14日、福岡県宮若市のザ・クラシックゴルフ倶楽部キング・クイーンコースで開幕する。開幕を前日に控えた指定練習日には、シニアゴルファー日本一の称号をかけた戦いに向けて出場選手が最後の調整に勤しんだ。
⚫第1ラウンドの組合せこちら (PDF)
⚫第2ラウンドの組合せこちら (PDF)
来年のPGAツアー・チャンピオンズへの挑戦を表明しているプラヤド・マークセンは、日本シニアツアーの賞金王を確実なものにして、来季の同ツアーQT挑戦の資格を勝ち取りたいところ。既に今シーズンは日本シニアツアー7試合に出場し2勝を上げて賞金ラン
キングで2位につけている米山剛に約800万円の差をつけて首位に立っている。本選手権優勝で1,600万円を獲得すれば、大会連覇とともに2年連続のシニアツアー賞金王の座もさらに近づき、夢のアメリカでの戦いに前進する。第1ラウンド・第2ラウンドは、今年シニアルーキーで本選手権初出場の川岸良兼と、昨年熱戦を演じた鈴木亨との組合せも決定し、気合も充実している。
昨年、最終組でのマークセンとの一騎打ちに敗れて本選手権初優勝を逃した鈴木は、「昨年は、いい戦いはしていたけれど、それが尾を引いてこの1年勝てなかった」と、苦しいシーズンを振り返る。それでも、「日本アマは優勝しているけれど、プロでのメジャータイトルは獲れていないので、一つは欲しい。喉から手が出るほど欲しい」と初戴冠に意欲は高まっている。もう一つ、鈴木のやる気を高めているのは、昨年に続いて今年もキャディーを務める愛息の存在。「息子に良いところを見せたい」と昨年、指の間からすり抜けたメジャータイトルを親子で獲りにいく。
一方の川岸は、「JGA競技では、日本オープンを獲りたかったけれど、2位、3位が多くて…」とこちらもオープン優勝杯を獲れなかった悔しさを吐露する。「でも、過去形にしないで、まだ挑戦するつもりだから。若いうちになんとか日本タイトルは獲りたい。また来年になると若い選手が出てくるから、いいチャンスだと思うので、なんとかやっつけたい」と柔和な表情を引き締める。初出場の日本シニアオープンの舞台となるザ・クラシックゴルフ倶楽部は、「試合で何度かプレーしたことがありますが、コンディションは素晴らしい。あとは自分のせいにするしかないので、良いスコアでプレーしたい」と絶賛。「シニア入りしてから8ヶ月。先輩方からも優しくしてもらって幸せです」と新たな舞台に立つ喜びを胸に、初出場初優勝を目指す。
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