2018年度(第51回)日本女子オープンゴルフ選手権が9月27日に千葉県野田市の千葉カントリークラブ・野田コースで開幕する。
指定練習日の26日には、大会史上2人目の3連覇を狙う畑岡奈紗をはじめ、多くの選手が最後の調整を行った。USLPGAツアー参戦2年目の今年、悲願の同ツアー初優勝を果たして凱旋した畑岡は、公式会見に出席。「調子はあまり良いとは言えないが、今できるベストのプレーをしたい。グリーンを外しても、シチュエーションによってランニングアプローチを使って、パーセーブができるようになった」と、この1年での成長が成績に結びついている実感をにじませる。会場の千葉CC・野田コースは、「ラフ
が広く作られていて、フェアウェイバンカーの手前の芝が刈り込まれていたり…昨年よりコースが狭く感じる」と警戒感を強めるが、「このコースは中学生の時に出場した関東ジュニアでプレーして以来。その時は、自分のハーフベストスコアでした」と好印象は残っている。1968年から4連覇を果たした樋口久子以来の3連覇がかかる本大会の畑岡のチャンレンジは、どうなるか。
その畑岡と第1、第2ラウンドを同組でプレーするのは、ROLEXランキング4位のユ・ソヨン。千葉CC・野田コースは「ラフが深い印象。もっとグリーンは硬く、早くなると思ったけれど、思いの外、柔らかかった。今度のコンディションはわからないけれど、プレーして楽しいコースになると思う」と攻略へのイメージは掴んでいるよう。ディフェンディングチャンピオンの畑岡には、「昨年は序盤に苦しんでいましたが、最終的に素晴らしいパフォーマンスを重ねたのは、練習やトレーニングでの努力の結果だと思う。人間的にも良い子だし、間違いなく日本の次世代のスーパースターになる」と心からの賛辞を送る。それでも、「日本のベストと言われるトーナメントで優勝したい」と、3連覇に立ちふさがる壁となる強い決意をのぞかせた。
ツアー前半戦を引っ張った鈴木愛。怪我の影響もあり欠場が続いた中盤戦を終え、日本女子プロゴルフ選手権で戦線復帰。本選手権には「ピークを合わせたい」と初優勝に闘志を燃やしている。課題としていたティーショットも「やっと安定してきたので、ようやく普通に戦えるかなと思う」と、調子を取り戻してきた。賞金ランキングトップのアン・ソンジュとは約1,100万円、2位の申ジエには約1,000万円差の3位につけている鈴木。本選手権初優勝で2年連続逆転し、2年連続の賞金女王獲得に弾みをつけたいところだ。
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