5バーディ・2ボギーの69で首位と3打差の5位タイに浮上した2014年大会(琵琶湖CC)チャンピオンのテレサ ルーは「あのときと似た状態」だと言った。調子の良さを示したのかと思えば、その言葉に意味は大きく違った。「調子は、よくありません。でも、私は調子が悪い時の方が、集中できる。
調子がいいと、油断してしまうタイプなので…。それと、あの時みたいにツキもある。ラフに打ち込んでも、今日はそれほど苦労することなく打てるライだったのでグリーンに乗せられたし、バーディもとれた。こういうラッキーなことは、特にメジャー大会では大事な要素になる。崩れるか、伸ばせるかどちらに転がるかで、大きな違いになるか
ら。2014年大会では、いい方に転がってくれた。今日感じたのは、そのことも含めてです」。
そういえば、スタートの10番ホールで、本人がいうツキを証明するシーンがあった。ティーショットを左ラフに曲げ、ピンチを招いたかに見えたが、そこからの第2打は、ピンそばに寄った。「あそこは、ラフの芝生が短かったし、順目だったから、楽に振り抜けた。ラッキーって、いい気持ちにさせてもらえました」。
4ホールあるパー5で、どこまでスコアを稼ぐかがカギといわれる千葉カントリークラブ・野田コースで、テレサの第2ラウンドのバーディは18番の1ホールだけ。これは、現在の彼女の調子が、本人の言葉通りであることを物語っているデータといえる。テレサの場合、その調子とスコアは別ということなのだろう。
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