2018年度(第28回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【3打差2位タイに後退も日本プロとのダブルタイトルに望みをつないだ谷口】
第3日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y. Watanabe
通算4アンダーパーでスタートした谷口徹は、1番で、いきなりバーディ発進。この日も好調なゲームを展開するのかな、と思った矢先の2番で、ボギー。「3パットのボギーでした。なんでもない距離だと思って打ったのですが、どうしてもグリーンのスピード感と合わなくて3パット。今日は(昨日に比べて)遅いな、と思いながら、だんだん、パッティングのタッチがあわなくなってきちゃって。さらに、今度は、風が気になっちゃって、風の向きとか強さとか、違うなと思ったりして。そうこうするうちにスウィングがおかしくなりました」と、昨日までの谷口らしからぬコメントだった。
終わって見れば、2バーディ、5ボギーで3打落としての通算1
アンダーパー、2位タイだった。

「スウィングもパッティングも、なぜかしっくりこない1日でした」と言う谷口が、ようやくしっくり来たのが16番だった。4メートル弱の距離。上りのフックライン。それを決めて、初めてのガッツポーズだった。この16番のバーディのガッツポーズは、まるで15番までの負の連鎖を打ち消すような覇気があった。
「やっとこさ…ですね」と谷口は、表現した。18番でもバーディこそ逃したけれど、ショットもパッティングも本来の谷口らしい攻めだった。
首位にマークセンがいますけど?という質問に「いや(優勝争いは)マークセンだけじゃないと思う。きついですけど、明日は天気次第でもどうなるかわからないと思いますよ」と、大混戦を予想していた。その谷口は、もちろん、混戦から抜け出すのは、自分だ、というキリリとした表情だった。


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