第2ラウンドで69をマークして通算2アンダーパーで第3ラウンドを迎えた金鍾徳は、1番(パー5)でバーディ、その後、4番でボギーと出入りを繰り返した挙げ句、37・35の72、1オーバーパーでホールアウト。通算1アンダーパーで2位タイの位置につけた。「今日は、風が吹いていてアイアンの距離感がうまく合わずに難しい1日でしたね。(流れに乗り切れなかったのは)6、7番の連続ボギー。あれが痛かったですね」と言った。独特なパッティングスタイル。そして個性的なスウィング。ニーアクションをあれだけ使ってスウィングする選手は、最近では観ることが出来ないけれど、一時代を思い浮かべさせる。インナーマッスルが強いのだろ
う。胸部手術後、3年かけてようやく金鍾徳らしいスウィングが戻ったことが嬉しくて仕方ないという。
首位のマークセンと3打差。「え?マークセン?大丈夫、大丈夫、明日もこの調子ならやるよ」と明るい表情で語っているのも、体が気持ちよくスウィングさせてくれる嬉しさの表れなのだろう。
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