通算3オーバーパーの11位タイでスタートした米山剛は、前半の9ホール、ずっとパープレーを続けていた。「よく耐えたと思います。ほんとすごい状態でしたからね」と言った。その耐えるゴルフを教えてくれたのは、今年の全米シニアオープンだった。「いやー、滅多打ちにされましたからね。セッティングが、今回の日本シニアオープンと似ていて、深いラフだし、もうちょっと距離も長くて、なかなか自分のゴルフをさせてくれませんでしたからね。惨敗でした。でも、敢えて言えば、そういう経験値を、ついこの間(6月28~7月1日。マサチューセット州セーラムCC)積んできたことが少しは役立ったのかなと思います」
米山が、この日初
めてバーディを獲ったのが、後半10番だった。それも13メートルが入ってのものだ。「12番は、今日はとっても難しかったですね。僕は、第2打をミスして池に入れてドロップ。3メートルを入れてナイスボギーでした」15番で、4メートルを入れてのバーディ。そして18番で、ピン横1.5メートルをしっかりと沈めて、通算1オーバーパー。3位タイでホールアウトした。
「最後のバーディが嬉しいですね。実は、全英シニアオープン(7月26〜29日)にも出場する予定なんですよ。今年は、セントアンドリュース オールドコースで開催するんですが、僕は、2000年の全英オープンでセントアンドリュースに行っているんです。ですからどうしても行きたいなと思っているんですが、下世話な話ですが、この3位タイの賞金で経費がかなり助かります。いや、ホントに助かります」と嬉しそうに語った。キャディは、今回も帯同した竹本直哉プロがバッグを担ぐことになっている。
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