2019年度(第52回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【目標スコアをクリアして安堵の表情を見せた原英莉花】
第1日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y.Watanabe
「目標の5アンダーパーをとりあえずクリアできました」と安堵の表情を見せたのは、原英莉花だった。「ずっと調子の悪いラウンドが続いていて、ちょっと練習で掴んだものがあって、それが上手く結果に繋がれば、また自信が持てるようになるんじゃないかと思うので」と、嬉しさと一抹の不安が入り混じった笑顔で語った。

10番からのスタートで、いきなりバーディ。それも7メートルのスネークラインを入れた幸先の良いスタートだった。でも続く11番でボギー。12番では10メートルを沈めてバーディ。圧巻だったのは、16、17、18番の連続バーディだった。

「(先週あたりは)結構メンタルにきていたので、気持ち的なもの
が大きいと思います。今週は、自分の中でひらめいたものがあって、それだけ徹しようと思って、自信を持って振り抜けています。その閃きは、(インパクトを)点ではなくゾーンで。ボールをしっかりと押せていなかったんですね。それまでは、トップ(の位置)に意識が行っていたんですけど、前(インパクトゾーンから先)に意識が行ったことで、出球が揃うようになったのが、結果に繋がったのだと思います」と言った。

昨日は練習ラウンドをせずに、近くの練習場で2時間あまりショット練習。そこで閃いたのだと言う。その後、伊勢神宮に参拝。チャンスがあれば、遠征中に神社仏閣にお参りにいくそうだ。お神酒も買った。「試合が終わったら飲もうと思います」と笑顔で言った。残り3日間、できれば勝利の美酒にしたい、と願っているに違いない。

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