岡山も風の洗礼を受けた。2番でボギーが先行する。「かなり強く吹いていたし、しかも風向きも読みにくかった。でもボギーを叩いた後で“みんな同じ条件なんだから、やるっきゃない”と気持ちを切り替えたら、落ち着いてプレーできました」。
そこから3ホールをパーでクリアしたところで、チャンスがきた。6番(パー5)では第3打のアプローチショットが寄った。これを確実に決めると、続く7番では第2打が3メートルについて連続バーディとなった。
「しのげたところもあり、しのいだ後にチャンスがくるところもあり、そのチャンスを決められたり、決められなかったり…。風の中でのプレーでは、いろいろなことが起こりますが
、早い段階でどういう結果になっても受け入れる心の準備ができていたことがよかったと思います。最終ラウンドも天候次第ですが、畑岡さんたちに食らいついていけたらいいです。
第1ラウンドを「満点です!」という64の首位タイで飛び出し、第3ラウンドを終えても、まだ優勝争いのまっただ中に残っていられることが、今シーズン、予選落ちはなくとも上位争いにはなかなか顔を出せずにいた岡山のモチベーションを高めている。密かに狙っているのは、もちろん逆転優勝である。
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