ユ ソヨンにとっては、今日のラウンドは、まさに四苦八苦だった。原因は、ドライバーの調子が悪かったことだ。3番(パー3)で幸先の良いバーディを奪って、さぁ、というところで続く4番(パー4)でボギー。6番(パー5)、8番(パー3)でバーディを奪うも、9番(パー4)でボギー。ギクシャクしたリズムが続いた。
後半に入って、11番でバーディ。けれども、そこから6ホール、17番(パー4)までずっとパープレーだった。18番(パー5)でようやくバーディがきて、この日、69。通算13アンダーパー。首位と2打差の3位で最終ラウンドを迎えることになる。
「必ずしも、ドライバーの不調だけが理由ではないけれ
ど、今日は、ピンの位置も厳しいところに切ってあって、なかなかバーディが獲れませんでした。パッティングのスピードコントロールは上手く行っていたので、アンダーパーで回ることができたと思います」とソヨンは言った。
それにしても、リカバリーが巧みである。昨日までの2日間同組だった渋野日向子も畑岡奈紗も、彼女のショートゲームの巧みさを絶賛する。「ホント?それは嬉しいです。LPGA(米女子ツアー)で8年間戦ってきて、いろんなコース。芝種、情況。ラフの形態などを経験したことが大きいと思う。奈紗もいま米女子ツアー3年目でしょう。これからも経験を積んでいけば、どんどん磨きがかかるはず。それに、私の場合は、ショートゲームを練習することが、大好き。楽しくて仕方ないんですよ」と嬉しそうに話していた。
最終ラウンドは、その首位タイの畑岡に2打遅れての優勝争いとなる。「いい位置だと思う。奈紗もいいプレーをしているし、大里さんは、よく知らないのですが、明日は、最高の調子で迎えないといけない。もう少しドライバーが修正できれば、ね。でもチャンスですからね」と言った。明日、ソヨンのドライバーの調子が勝敗の鍵を握る。
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