11番でトリプルボギー、18番ではダブルボギー。星野陸也が前半の9ホールで5オーバーパーの40とスコアを大きく崩した。「マジで80打つんじゃないかって思いました」。11番ホールのトリプルボギーは、こんな内容だった。ティーショットは左のセミラフ。いってみると、ボールはしっかりと浮いていた。「ラッキーと思って打ち込んだら、ダウンブローが強すぎて、左奥の深いラフと、刈り込んで短くなっているところの境い目にボールがありました。ラフの芝生が凄く立っていて、52度のウェッジでちょこんと打ったらクリーンヒットしてしまって、いっちゃいけない反対側のバンカーに。このバンカーショットが一度でグリーンに乗らず、もう
一度バンカーに戻ってきて、5打目でようやくオンしてそこから2パットの“素トリ”でした。やっちまいました」。
9番でも無理をしてのダブルボギーだった。後半は4、7番のバーディで立て直したものの、第1ラウンドの2アンダーパーから通算2オーバーパーへと後退してのホールアウトとなった。そして、クラブハウスに戻ってからの反省会となる。「やっぱ、難しい状況になったら欲張っちゃいけませんよね。なんとかパーに収めようって、無茶なことをやると、即大叩きになってしまう。ああいう状況におかれたら、しっかりボギーをとりにいく。そういう覚悟が足りなかったと思います。ボギーなら、まだ取り戻すチャンスがあるけど、このコースでダブルボギー、トリプルボギーとなったら、もう取り返せませんから。もっと積極的かつ冷静にボギーを取りに行くこと。明日からの課題です。コースに勉強させられました」
考えを改めた星野の、残るラウンドに注目していきたい。
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