2019年度(第84回)日本オープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
NHKで全国生中継予定
toto
Facebook
Championship Reports
競技報告
【比嘉一貴は「少しマネージメントが悪かった」】
第3日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Yoshitaka Watanabe
秋の日没は、スピードが速い。17時15分。西の空にもうすぐ太陽が隠れようとしてから、わずか20分も経たないうちに、沈みこんでしまう。ちょうど、最終組の塩見好輝と今平周吾が、10番を終えた時点でにサスペンデッドを報せるホーンが鳴り響いた。そこから一気に、選手たちがクラブハウスに向けて、なだれ込んできた。慌ただしい風景だった。

比嘉一貴は、ちょうど11番(パー4)の第2打の段階でサスペンデッドになった。「まだ途中なので、なんともいえないですよ。これから先は、体力勝負でもあると思うんです。なにせ、今日は、10時間ぐらいコースにいましたからね」と早口で喋った。比嘉は、第2ラウンドの残り、6番(パ
ー3)から第2ラウンドの競技を再開した。前日に終了した5番までに、2バーディ・2ボギーのイーブンパーから、残り13ホールを消化して、第3ラウンドに挑むことになっていた。早朝に再開した第2ラウンドでは、2バーディ・3ボギーと一つ落とした。通算イーブンパーからの第3ラウンドが始まった。

1番(パー4)で、バーディ。3番(パー5)でバーディ。そして9番(パー4)でボギー。1アンダーパーで折り返した。選手側から見れば、戦闘態勢に入っている途中でのサスペンデッド。クラブハウスに戻ってきても、そのテンションは下がっていない。クールダウンしていないのだ。
「きょうは、いっぱいいっぱいでしたね。みんな苦労しているのですが、ともかく4ラウンドでアンダーパーが目標なので……。僕は、暗くなるとかなり見えにくくなるんですよ。だから、後半はちょっと辛かったですね。第3ラウンドは、まだ終わっていないので、なんとも言えないですけど(今日だけの印象では)もうちょっとできたのではないかな、と思います。少しマネージメントが悪かったと思います。つまり、行ってはいけないところに行ってしまったり、グリーンを外したときの処理も問題ありましたしね」。

まるでボックサーの戦いの途中で、話を聞いているような雰囲気があった。「大事なのは、終わったあとの結果なので、いまはそこまで気にしていないですし、なんとも言えません」というコメントが、比嘉の本音だったと思う。

その他の記事はこちら
戻る