2019年度(第29回)日本シニアオープンゴルフ選手権がいよいよ明日19日、埼玉県日高市の日高カントリークラブ東・西コースで開幕する。
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開幕を前日に控えた18日の指定練習日には、出場選手が1993年の第3回大会以来2度目の本選手権開催となる日高カントリークラブで第1ラウンドに向けた最終調整に勤しんだ。
1994年第4回大会から1997年第7回大会を制した青木功以来、史上2人目の4連覇を狙うのは、プラヤド・マークセン。先週のシニアツアーでは首位を走り今季3勝目を目前にしていたが、17番でまさかの8を叩いて逆転を喫してしまった。それでも、シニアツアー賞金ランキングは2位に1,700万円あまりの差をつけて独走体制を築いている。
先週の悔しさを4連覇という偉業で晴らしたいマークセンは、「このコースは、ティーショットをフェアウェイに置かないとチャンスがない。そこに集中していれば、優勝のチャンスはある」と、笑みを見せる。「先週はミスもあって優勝は逃したが、今週はドライバーの調子も良いし、とりあえずフェアウェイをキープできれば、あとはパッティングだけ。70%は勝てると思う」と、自信をのぞかせた。
本年大会で注目は、シニアルーキーの中で日本オープンの歴代チャンピオンに名を連ねている手嶋多一と深堀圭一郎の2人だ。
手嶋は、シニアツアー開幕戦を制すると、九州オープンでも優勝を飾り、レギュラーツアー次代と変わらぬ姿を見せてくれた。シニアで自身3試合目となる本選手権は、「シニアは愉しい。雰囲気がリラックスしていて、レギュラーツアーとピリピリ感が違う」と充実した表情で語る。「でも、日本シニアオープンらしいセッティングで、グリーンを外したときに、どこに外したら良いのか、コースマネジメントをしっかりしないと駄目なコース」と、ナショナルオープンのコースセッティングには警戒心を強めている。明日の第1ラウンドは、4連覇を狙うマークセンとの組合せに「第3ラウンドぐらいに一緒にプレーしたかったんですけど。意識するなと言っても、意識してしまう」と苦笑い。「マークセン選手は、ゾーンに入るとすごいゴルフをする。いかに自分のペースに持っていけるか」と、本選手権絶対王者に一歩も引かずにスタートダッシュを目指す。
一方の深堀は、シニアツアー初参戦のここまでを「思い通りのプレーは出来てないですね。初めてプレーするコースも多いですし、先輩方も思った以上に良いプレーをされる」と、振り返る。それでも「日本シニアオープンは、今年1番目標にしてきた試合なので、気持ちをしっかりと合わせて調整してきた。まだベストコンディションとは言えないけれど、調子は上向いているので、しっかり集中して良いプレーをしたい」と、初出場初優勝に意欲を見せる。明日の第1ラウンドは、深堀同様、日本オープンとのダブルタイトルを狙う谷口徹と伊澤利光との組合せ。「お二人も子のタイトルを欲しいと思っているでしょうが、自分もその気持ちは負けていない。是非、気持ちの面でもプレーでも負けないようにしたい」と強い眼差して語った。
第1ラウンドの模様は、NHK(BS1)で14時~16時50分、生中継の予定です。
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