今シーズンのマークセンは、なかなか調子が上がってこなかった。自身の開幕戦となったノジマチャンピオンカップ箱根シニア( シニアツアー第2戦)は23位タイ。台湾の林口で行われた富邦仰徳シニア盃では、第1ラウンドで64をマークして飛び出すも、第2ラウンドに76と崩れて結局8位に終わった。5月のすまいーだカップは3位タイ、6月のスターツシニアは、最終ラウンドを首位でスタートしたものの倉本昌弘、谷口徹に抜かれて3位タイ、そして熊本・阿蘇シニアオープンは9位タイ。 忙しすぎた。マークセンの舞台は、日本のシニアツアーだけではない。レギュラーツアーにも出場し、さらに、世界のシニアメジャー大会にも乗り込んでいく。5月の全米プロシニアゴルフ選手権。最終ラウンドに79と大崩れして52位タイに沈んだ。6月は全米シニアオープン。ここでは4日間通算2 オーバーパーで38 位タイだった。さらに7月の全英シニアオープンは46位タイ。昨シーズンまでの絶対的な強さは、すっかり影を潜めてしまっていた。「休みの日にもプレーをしている」という根っからのゴルフ好きも、あまりのハードスケジュールに集中が続かなかったのだろう。全英シニアオープン後に短い休暇を挟んで臨んだのがディフェンディングチャンピオンとして出場したファンケルクラシックだった。ここで、ようやくシーズン初優勝を果たした。2年連続プレーオフを制しての大会連覇であった。
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