2019年度(第29回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
NHKで全国生中継予定
Facebook
Championship Reports
競技報告
【崎山は「チャンスをひたすら待って、パープレーでいい」】
第2日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Yoshitaka Watanabe
バーディチャンスは、いくつもあった。でも、そのパッティングが、なかなか入ってくれない。それは、崎山武志だけではない。どの選手も同じ気持ちだ。「どうしても、カップの先を見てしまうんですよね。もうちょっと強く。あと10センチ強く打てれば……」と崎山が話す。それは第2ラウンドのシビアなホールロケーションである。ちょっと強めに打ってしまうと、カップの先の下り傾斜は容赦なくボールを走らせ、ともするとグリーンからこぼれてしまうのだ。そんなシビアなホールロケーションに選手たちを惑わせる。
第1ラウンドでイーグルを奪った4番ホール(553ヤード・パー5)。この日も、フェアウェイ真ん中、残り260ヤードを3番
ウッドで狙った。グリーン右に外れたが、うまく寄せてのバーディ。
「7番ホールで、バーディチャンスにつけたんです。2メートルの距離。それが入らなかったんですよね」チャンスは、9番でもあった。3メートル。さらに11、12、13番。ことごとく入らない。
「どうしても距離感が合わない。ショートすることが多かったです。もし、強く打っちゃってオーバーしたら、と思うと、ね」と言った。もし、グリーンのスピードがもう少し速ければ、ひょっとすると悩ましさは半減したかもしれない。今日のグリーンのスピードは、選手たちには、悩ましい。打たなければいけないという意識と、もしオーバーしたら途方もなく転がるということが、選手たちの指先に過剰反応してしまう。

「がっついてバーディを狙っていけば、もっと大怪我をしたかも知れない。バーディを強引に取りに行くというよりも、ひたすらチャンスを待って、パープレーがいいんでしょうね」そうすれば、バーディが向こうからやってきてくれるかも知れない。
「昨日も、今日も、ボギーは1回ずつ。それは、ショットがいいことで助けられているのだと思います。ジワジワと明日からもやります」という崎山のゴルフ。久しぶりに、オールドマンパーという言葉が浮かんでくるプレーぶりだった。

その他の記事はこちら
戻る