1番でいきなりバーディ。今日もいいペースで回れるかと思っていた田村尚之だったが、続く2番でボギー。5番、バーディ。6番、ボギーとちぐはぐなプレーだった。11番でバーディを奪って、さあ、気を取り直そうと思った12番でもボギー。さらに14、16番をボギーとし、この日2オーバーパーで、通算2アンダーパー、6位タイで第3ラウンドを終えた。
「原因は、ショットの切れがなかったことですね。背中にちょっと違和感があったのかも知れない。どうしても、こういうセッティングのコースですから、フェアウェイに置きたいという気持ちが勝ってしまうんですね。すると右へ右へとボールが行ってしまう。もともと僕は、ストレートから
ややフェード系が持ち球なんですけど、それがうまくいかなかったことが原因です。それにパッティング。ラインは読めているんですけど、打てないという難しさがあります」。
そうはいっても、田村のバーディは、1メートル〜3メートルの距離をしっかりと決めてのもの。それと同様に、ミスしたパッティングの距離も、1メートル前後が多い。「でも、いい方、悪い方とプラスマイナスを考えれば、平均の法則ですね(笑)。それがゴルフでしょう」といった。
最後に田村が、ひと言付け加えた。
「僕ね、(最終ラウンドを前に)6打差っていうのが、結構いい成績なんですよ。今年のファンケルにしても、最終ラウンドに66を出してマークセンとプレーオフまで持ち込めましたしね」と、田村は、決してゲームを諦めていない。
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