2019年度(第29回)日本シニアオープンゴルフ選手権は22日、埼玉県日高市の日高カントリークラブ東・西コースで最終ラウンドを行った。
秋晴れの中で行われたこの日のラウンドだったが、昨日に続いて単独首位スタートの谷口徹と2打差で追うタワン ウィラチャンの最終組には、重苦しい空気が流れていた。谷口が前半2バーディ・2ボギーのパープレーと足踏みする中、ウィラチャンは9番でバーディを奪い、1打差に詰め寄る。しかし、谷口が13番(パー3)のバーディでリードを広げると、ウィラチャンが14番でボギーを叩き後退。最終ホール、ウィラチャンが意地のバーディを奪い、谷口に追いすがるが、冷静にボギーパットを沈めた谷口に軍配が上がった。谷口は、この日パープレーにスコアをまとめ、通算8アンダーパーで初優勝。史上4人目の完全優勝とともに、青木功、中嶋常幸に続き3人目の日本オープンと日本シニアオープンのダブルタイトル獲得で初優勝に華を添えた。
ウィラチャンは1打及ばず2位、通算3アンダーパーの3位にはバリー・レーンが入賞。大会4連覇を狙ったプラヤド・マークセンは通算4オーバーパーの18位タイに終わった。
なお、通算18オーバーパーの55位タイで水上晃男と金子光規の2人がローアマチュアの座を分け合った。
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