小祝さくらは、6バーディ・ノーボギーの66でホールアウトした。誰もが、左右に切られた難しいホールロケーションに苦しむ中、小祝は、気持ちよくそれらを沈めてのプレーだった。
「横のラインは、傾斜もあったのですけど、いいイメージで打てました。タッチが合っていなかったら入らなかったと思いますけど、今日は、そのタッチがよかったせいで、気持ちいいパッティングができました」と言う。事実、1番では3メートルのフックラインを沈めてのバーディ。そこから、4番も3〜4メートル。8番も、左5メートル。11番は、チップイン。12番は、1.5メートル。17番は、左4メートルをことごとく沈めていた。
11番(3
94ヤード・パー4)のチップインは、残り110ヤードをわずかにグリーンを外して、ピンまで15ヤードからピッチングウェッジで打ったボールが、入った。「(入れようと)期待はしていなかったんです。難しいラインでしたから、打ったときにちょっと弱いかな、と思ったんですけど、うまく入ってくれました」と言う。
バーディチャンスを逃したホールも、2ホールあった。「バーディチャンスの距離だったけれど……」と反省する一方で、うまくパーセーブできたホールも2ホールあったので、よし、としていた。
この大会前に、コーチにスウィングをチェックしてもらったという。「アドレス時の軸が少し右に傾いていたみたいなのを、それを修正したら、体の回転もよくなりました」と言っている。
小祝の同組には、飛ばし屋・笹生優花がいる。その飛距離の現実よりも、インパクト時の「当たった音がすごいねぇ」と感心しきりだったという。今週の小祝のゴルフは、パッティングのタッチが、残り3日間しっかりと維持できるかどうかにかかっている。
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