「2020年度(第53回)日本女子オープンゴルフ選手権」は3日、福岡県宮若市のザ・クラシックゴルフ倶楽部キング・クイーンコースで第3ラウンドを行った。
早朝は曇り空に覆われた空も徐々に回復。通算9アンダーパーで単独首位の小祝さくらと3打差で追う原英莉花の最終組がスタートした11時52分には、秋晴れとなった。最終組の2人は、ともにバーディ発進を決めたものの、その後は明暗が分かれる。
小祝が4番ボギーに続き5番でダブルボギーを喫するなど前半で3つスコアを落としたのに対し、原はその後4バーディを奪取。5スコアを伸ばして一気に首位に躍り出た。後半、原がロングパットを決めるなど2バーディを奪
い、最終18番ホールでスコアを落としたものの、この日66でホールアウト。通算12アンダーパーで本選手権初優勝に王手をかけた。
一方、前半で首位の座を明け渡した小祝だったが、後半ショットに復調の気配が見られ、2バーディを奪う粘りを魅せて73でホールアウト。原に4打差の2位から逆転を狙う。
この日、大きく順位を上げたのは、仲宗根澄香。仲宗根は7バーディ・ノーボギーの完璧なプレーを見せて通算5アンダーパーで吉本ここね、上田桃子、穴井詩、酒井美紀とともに3位タイで明日の最終ラウンドを迎える。
活躍目覚ましい黄金世代、女子ゴルフ界の興隆を支えてきた中堅世代が相まみえる最終ラウンド。今年の女子ゴルファー日本一が決まる瞬間を刮目してほしい。
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