9月第3週に開催されたデサントレディース東海クラシックの第1ラウンド。吉本ここねは、66をマークして、首位に1打差の2位タイにつけていた。ところが第2ラウンドでは、76を叩いて一気に34位タイとなった。結果的に29位タイで終えたけれど、この落差をなんとか克服しなければいけないと思っていた。だから日本女子オープンでは、心新たに「まずは目標をパープレーに」と設定し、次に好スコアが出たあとの「心の動きがわかっていて、こうしなければと思っても、頭と身体がバラバラになる」反省と克服を心がけたという。
本選手権第1ラウンドは、69。5位タイと好位置。問題の第2ラウンドは、4バーディ・5ボギーの73。
なんとか踏ん張れた。踏ん張れた気持ちが、第3ラウンドにつながったのだろう。1、2番と連続バーディ。さらに8番もバーディを奪い33。距離の長い前半の9ホールをうまくくぐり抜けて、後半に向かった。
後半は、10、15番をバーディ。12、14番をボギーのパープレー。3アンダーパー。通算6アンダーパーで3位タイグループにとどまった。
「パー4の距離が長いホールが多いので、かなり厳しいんですけど、ショットで大きな乱れがなかったので、チャンスは結構決められていると思います」と言う。吉本は、4ホールあるパー5で、4バーディをもぎ取っている。「今日も、スタート前にまず目標はパープレーと思ってやっていたんですけど、上出来ですね」と語った。
プラチナ世代と呼ばれる2000年1月5日生まれ。今回は、一般非公開で母親はコースでの観戦できない。「でも、母がいてくれないと独り(遠征)では無理なので、ホテルで待っていてくれています」と語る道産子の20歳。最終ラウンドも頭と身体の一体感を心がけてプレーして欲しい。
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