1961年に開場した紫カントリークラブ すみれコースは、フラットな地形に松林でセパレートされた18ホールが配置されている。要所に池が点在し、広く、深いバンカー群がグリーンをガードしている。 2010年には、開場50周年を前にして、ダミアン・パスクーツォとスティーブ・ペイトの設計家チームによって改造され、さらに難易度が高められた。日本オープン開催にあたって、さらに手が加えられ、アウト、インそれぞれ2ホールあったパー5は、ひとホールずつパー4とされた。7,317ヤードでパー70という設定になった。 4番は503ヤード、12番は495ヤードのパー4として使用される。静寂に包まれた風格のあるコースは、その一方でモンスターと呼びたいほどの難しさを擁して選手たちの挑戦を待ち受けることになったのである。 コースとの神経をすり減らしながらの戦い。その先に栄誉と栄光が待っている。
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バンカーにガードされたグリーンには大小の起伏がある。ホールロケーションによって、どこに止めるかがパッティング成否のカギになる。 |