ナショナルチームメンバーの尾関彩美悠は、今年のJLPGAのプロテスト受験を予定している。テストに合格すれば、幼い頃からの夢だったプロゴルファーの道を歩むことになり、ナショナルチームも今年で卒業ということになる。
尾関がナショナルチーム入りしたのは、2019年12月。ちょうどコロナウィルスが流行し始めたころになる。12月にナショナルチーム新メンバーによる、強化合宿が行われ、メンバーにユニフォームが支給された。支給時には、ユニフォーム着用に伴うナショナルチームメンバーとしての心構え、責任も教えこまれる。そのナショナルチームスピリットを胸に、例年メンバーは10試合以上の国際試合に出場する。しか
し、コロナウイルスの拡大に伴い、国際競技は中止になり。尾関がチームの活動としてユニフォームを着用したのは、1月に派遣した1試合のみということもあり、尾関のユニフォームに対する思い入れは強い。
そんな思いを胸に、6月の日本女子アマチュア選手権では、ナショナルチームのユニフォームを着用し、最終日に逆転優勝を飾った。「やっぱりこれを着ると頑張ろう、代表に相応しいゴルフをしようと、自信が湧いてくる」と優勝後のインタビューで語っていた。
「ナショナルチームのユニフォームを着用できるのも、この試合が最後になるかもしれないので、とにかく良い結果をのこしたいです。しっかり予選通過して4日間着用し、最終日には勝負服の白赤でプレーできるように頑張りたい。ユニフォームに恥じないよう上位に行けるゴルフでローアマチュアを目指します」と今大会の活躍を誓った。
2016年今大会の会場(烏山城カントリークラブ)で開催された女子オープンでは、畑岡奈紗が史上初のアマチュアメジャー優勝の快挙を成し遂げた。当時ナショナルチームメンバーだった畑岡もナショナルチームユニフォームを4日間着用してプレーしていた。
尾関は、今日の練習ラウンドからナショナルチームのユニフォームを着用。ナショナルチームメンバーが成し遂げた偉業の地で、新な快挙を挙げることができるか楽しみである。
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