選手たちを苦しめる烏山城上がりの2ホール。西村優菜も第3日にして、その洗礼を浴びた。17、18番と連続ボギーにしての苦しいホールアウトになってしまった。首位の座は最終ホールをチップインバーディで締めくくった勝みなみに奪われ、最終組で一緒にラウンドした西郷真央にも抜かれて3位に転落した。
落胆しているのかと思いきや、西村は「4日間やれば、こういう1日もあると思います」と、淡々とプレーを振り返った。
「スタートはフラットな気持ちでプレーできていましたが、ホールが進むにつれて、難しさを感じ始めてしまいました。風の読みも難しかったし、グリーンに乗っても難しいラインであったり、気持ちよくストロー
クさせてもらえない傾斜があったりした。なんでそんなことになっていったのか。答えは私のマネジメントが甘かったことにあります。もっとしっかり状況を把握して、打ちやすいエリアから、パッティングを決めやすいポジションに乗せていかなくてはいけません。いえ、全部のホールということではなく、(バーディを)とりやすいホール、とっていかなければいけないホールで、もっとしっかりマネジメントされた1打を続けていくという意味です」
そして、こうも言った「2打差は、まだまだチャンスがあります」。全美貞、鈴木愛に続く3人目の3週連続優勝に向けての強い意志がうかがえ、冷静なゴルフの組み立てに迷いも、不安も感じさせない。ワールドレディスに続いての公式戦2勝目もしっかりと視野に入れている。
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