アマチュアでは、ただ一人のアンダーパー。通算1アンダーパーの283ストロークでローアマになった竹田麗央は、166㌢の恵まれた体からロングドライブ(平均250㍎以上)を放つ大型プレーヤーとして注目されてきた。日本女子オープン最終日も14番パー5ホールでピンまで240㍎の第2打を3Wの一撃で2オンを果たし、楽々バーディを奪っている。
その武器であるドライバーショットを左に曲げてOBに打ち込んだのが距離の長い17番パー4ホール。このように、粗削りなところもあるが、ポテンシャルと将来性は高く評価されている。今年の日本女子アマでは8位タイという結果だった。
今大会のローアマになったことで、2
021年度のプロテストはファイナル(11月2日から=京都・城陽カントリー俱楽部)の挑戦となる。「それまでに、もっとスイング、ショット調整する時間ができたことはありがたいです」
母はプロの平瀬哲子で叔母は平瀬真由美。母の勧めでゴルフを始めたという竹田は、早くからプロを目標にしていた。そして、高校生(熊本国府高)になると目標とする選手として「ダスティン・ジョンソンとロリー・マキロイ」の名前を挙げている。
日本女子オープンのローアマは、竹田にとっては通過点なのであろう。次はプロテスト一発合格を果たし、プロとしてナショナルオープンに戻り、さらには「世界で活躍する選手になりたい」と夢を膨らませている。
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