6バーディ・ノーボギー。理想的なゲームプランで、6アンダーをマークして、3位タイでスタートした池田勇太。「最初は、なかなかバーディが獲れなかったけれど、上がってみればノーボギーなので、非常にいいゴルフになったと思うし、日本オープンにしては、初日からスコアが出ているので、そこに自分がどれだけついていけるかなって感じがしていたけれど、後半のグリーンが荒れている中では、いいゴルフができたと思います」と語った。
池田勇太が、バーディを奪ったホールは、全部で6つある。第1ラウンドのホール別難易度と見比べると、すべて設定されたパーよりも若干下回る(バーディがとりやすい)ホールばかりである。難易度が、
設定パーよりも易しいのが、データでは9ホールあった。もちろん、極端に易しかったわけではない。たとえば、18番、パー4の平均スコアは、3.983だったり、13番、パー3は、2.950で僅かだ。もっとも難易度が低いホールが16番、パー5で、4.525である。つまり、池田は、獲るべき、獲りやすいホールを確実にモノにして、難易度の高いホールでは、しっかりとパープレーで収められたところに好スコアの原点があった。
「問題は、これを4日間続けられるかだよね。納得できたプレーができたことは間違いないけれど、それを持続させることも大事だから。明日は、午前中のスタートになるわけだから、いいコンディションだし、今夜は、しっかりと休むこと、明日また気持ちを一新して、いいゴルフができる準備をすることと言うしかないよね」と語っていた。
またこのタイトルが欲しいですよね? という質問に対しては「いやタイトルとかそういうことよりも、いまはギャラリーの中でゴルフができる至福……。それだけ。みんなが観ている前で、優勝したいだけです」とギャラリーが集まるトーナメントの嬉しさに浸っていた。
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