2021年度(第86回)日本オープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
NHKで全国生中継予定
toto
Facebook Facebook
Championship Reports
競技報告
【連日の66も小平智に会心の笑顔無し。その理由は?】
第2日 競技報告:塩原義雄    写真:Y.Watanabe / K.Aida
1イーグル・6バーディ・1ダブルボギー・1ボギーで66。小平智が、連日の66で通算10アンダーパーとスコアを伸ばした。それでもホールアウト後の表情は、どこか暗かった。

ダブルボギーを叩いたことが、その原因なのか。インからスタートして3番までの12ホールで通算11アンダーパーにしていたのだが、距離の短い6番パー4ホールでティーショットをバンカーに入れて3オン。そこから3パットしてのダブルボギーであった。同組でラウンドしていた池田勇太とそこまでデッドヒートの戦いを続けていたのに、自分のダブルボギーで歴代チャンピオンの熱戦に水をさしてしまった。それが、ホールアウトしても頭から離れなかったのであ
ろうか。
本人に確認すると、そういうことではなかった。

小平の頭の中にあるのはUSPGAツアーのことで、日本のトーナメントに出場していても「もし、これがUSPGAツアーの試合だったら…」と、自身の評価基準をどうしても、そちらにおいてしまうという。で、その基準で2日間を振り返った時、「さっぱり手応えがない」ともいうのだ。「このコース、設定だったら、2日間で15~16アンダーがトップにいるでしょうね。自分の10アンダーでは20位ってところですよ。だから、とても“よしっ”ていう気持ちになれないんです」

16番パー5ホールでピンまで200㍎を6番アイアンで狙ってカラーまで運んだ。そこから12㍍ほどの距離をパターでカップインさせてイーグルを奪った。その前に2バーディを決めているから、このイーグルで4アンダーパーとなった。「こういう流れだと、USPGAツアーで戦う選手たちは、一気に流れに乗って、それこそ10アンダーパーぐらいの爆発的なスコアを出してくる。何度も見てきていますから」。自分は、流れに乗り切れずに「66止まりっていう感じなんですよ」

次週は、ZOZO選手権が控えている。小平は、そこも見据えている。伸ばせるコース、攻めのきくセッティングだったら、フルスロットルでばく進するようでないと、USPGAツアーでは戦えない。その思いをどうしても払拭できないでいる。

2015年大会(六甲国際)の第2日に、小平は10アンダーパーのビッグスコアを叩き出して一気に首位に立ったことがある。それもあって、66ぐらいでは納得できないのであろう。小平の目標は、あくまでも高い。

その他の記事はこちら
戻る