1打差の3位タイ。首位スタートから伸び悩み通算10アンダーの3位タイと一歩後退した岩田寛は、相変わらずの淡々とした様子でホールアウトしてきた。ショットに関しては、第1日よりも良くなっていたそうだが、パットが決まらなかったのが足踏みになった原因だった。
「今日は後半のスタートだったので、(グリーンの)芝は伸びているはずなのに、なんか速そうに見えてしまって…。チャンスで打ち切れずにショートすることが多かった」
チャンスを逃し続けるとダメージが膨らんでいくのではないか。
岩田は、自分流のダメージからの防御法を考えている。「それは、ショットは(グリーンに)乗らないもんだと思い、パットは入
らないもんだと思って打つようにしていることですね。乗るもんだと思ってグリーンをはずすと、その後のアプローチやパッティングに影響します。特に自分は、がっかりして、集中力を無くしてしまうタイプなので。自分に期待
しないということですかね」
これが、岩田がいつも淡々としているように見える理由であろう。頑張らない! それが岩田流。好位置で3日目以降に臨む。「ええ、明日は、また明日。新たな1日です。どんなゴルフになるのかも、自分ではわかりません」
こうして、岩田は、好結果になることも期待せずに待つ。
|