2021年度(第31回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
NHKで全国生中継予定
Facebook Facebook
Championship Reports
競技報告
【濃霧の中断でスイッチが入った手嶋多一】
第3日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Y.Watanabe
濃霧の中断が、小刻みに数回続いた。最初は、12時46分から14分。さらに13時38分から14時7分まで。中断していなくても、霧の濃さは、あちらこちらで見え隠れしていた。
手嶋多一が、8番にいたときが、最初の中断だった。続く9番で、少し待ち時間があり「このままじゃダメだと前向きになろうと心がけてたんです」その切り替えが、後半の10番からの、怒涛の攻めになるスイッチが入った瞬間かも知れない。10番は、5メートル。13番は、1メートル半。そこで中断が20分程度。さらに14番、パー3では、80センチを入れてのバーディ。ダメ押しのように、17、18番も連続バーディ。苦手とするスライスラインが「今日は、
よく入ってくれたんです。僕は、ドローヒッターなので、スライスラインは、得意じゃないんですけどね」と言った。つまりは、しっかりと流されないでストロークができていたということなのだろう。

最終日を前に、2位の深堀圭一郎とは5打差。3位のマークセン、飯島宏明とは6打差である。「いやー、余裕はありませんね。今日だって、1、2番で必死のパーでしたから、あれがもしボギーだったらと思うと恐ろしいですよ。余裕はありません。でも、不安材料も、少ないですかね」と語った。不安材料とは、ショットが振り切れすぎてしまう傾向を指しているのだろう。前週のコマツオープンで、最終日に3つのOBを出した。振り切れすぎてボールがコントロールしきれなかったのだ。「でも、ここはドライバーを使うホールが4回ぐらいですかね。だから、少しは安心なんです」と本音を漏らした。

もし、この大会に勝てば、2001年の日本オープン以来のナショナルオープンのタイトルホルダーとなる。これまでに青木功、中嶋常幸、そして谷口徹の3人が達成している。それを聞いて「あ、聞かなければよかったなぁ。プレッシャーになりますよね」と、言っていた。でも、その表情には、余裕が見えた。



その他の記事はこちら
戻る