2021年度(第31回)日本シニアオープンゴルフ選手権 第3ラウンドは、濃霧による2度の中断を挟んだものの、無事全員がホールアウトすることが出来た。心配された台風14号の影響はなかったものの、代わりに霧がコースの視界を遮った。そんな中、首位でスタートした手嶋多一が7バーディ、1ボギーの6アンダーパー65をマークして、スコアを通算14アンダーパーと伸ばし、2位の深堀圭一郎に5打差をつけて優勝に王手をかけた。
手嶋は2001年に日本オープンを制しており、明日日本シニアオープンに優勝すると、青木功、中嶋常幸、谷口徹に次いで、4人目の日本オープン&日本シニアオープンのダブルチャンピオンとなる。これについて手嶋本人は「聞かなければ良かった。プレッシャーになる」と苦笑い。2位との差についても「何が起るかわからない」と気を緩める様子はない。「明日も今日と同じように攻めていきたい」と逆に気を引き締めていた。
なお、前日エージシュートを達成した髙橋勝成(71歳)は、この日も1アンダーパーの70で回り、連日のエージシュートを達成した。
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