ノーボギーのラウンド。しかもバーディが5つ。圧巻の67、5アンダーパーで単独首位に立った森田遥。
「今日は、いい流れでこれました。ティーショットも、フェアウェイキープもそこそこでしたけど、フェアアウェイを外しても、深いラフじゃないところだったのでなんとかなりました」と言った。
もちろんフェアウェイキープが、最高だ。でも、そんな簡単に毎ホールもキープできない。そこで、セカンドオピニオンを携えることによって、精神的に少し楽になれるという発想が、森田にはあった。「右も左もダメだというホールがあるんですよ。なんとしてでもフェアウェイキープを考えるのではなく、ミスしたときに、例えば左にはバンカー
があるなら、そのバンカーに入ってもいい、そのほうが深いラフよりも楽だという気持ちになれば、どちらかといえば、そっちを選ぶという考えです」事実、バンカーに入れて難を逃れた。
3番で2.5メートルを入れてバーディ。4番は、4.5メートル。さらに5番は、4メートルを入れ連続バーディを奪った。そして難しい9番(386ヤード、パー4)では、残り117ヤードから3メートルにつけてのバーディで前半を32で折り返した。後半になって、ずっとパープレーが続いた。
15番(パー3)でようやく4メートルを沈めてバーディ。唯一ボギーになりそうだったのが「7番(536ヤード、パー5)かな。ティーショットを左に曲げて、足がバンカー内、出すだけのショットでした。3打目が、残り181ヤード、そこからユーティリティでグリーン奥のラフ。1パットで沈めて、ナイスパーでした」と満足感が溢れていた。森田は、ナショナルチームの卒業生。だから「JGAさんの試合は、思い入れがあるんですよ。もちろん勝ちたいです。
明日から、ピンの位置もかなり厳しくなるだろうし、今日は、4〜5メートルの距離が入ってくれたけれど、明日からは、その半分ぐらいに寄せられるショットの精度が必要になってくると思います」サンドウェッジが大好きで、抱えて寝たいと言っていた森田だけれど「いまは、もうちょっとサンドウェッジがよくなるように、余計抱えて寝ないといけないですね」と言ってインタビュールームをあとにした。
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