4バーディ・1ボギーの67。2019年大会(古賀GC)勝者のチャン・キムが、暫定ながら首位に3打差の3位タイという好スタートを切った。「いくつかもったいないパットもあったが、良いパーパットも2回決まったから、グリーン上のパフォーマンスは良かったのではないかと思う」
キムの最大武器は、なんといってもドライバーショットの飛距離だ。「それも、第1ラウンドとしては良かった。今シーズンは、出場試合数が少なかったこともあって、勢いに乗れない部分もあったが、試合を重ねるごとに調子も上がり、本来のアグレッシブに攻めるゴルフができるようになっている。今日も、ドライバーは気持ちよく振れて、打てた。問題は、ラ
フに外してしまったときの処理だと考えてはいた。自分なりに出した答えはある。そのとおりにできたとも思っている」
キムの出した答えとは、こうだ。「とにかく、グリーンの乗せやすいエリアに打っていき、2パットにまとめること」というのが、それである。難コースといえば、自身が優勝した古賀GC。「あのときのコースは、今日のグリーンコンディションよりもタフだった。もっと硬かった。今大会も日を重ねるごとに硬さが増すだろうから、さらに難しくなるように思う。そんなときは、古賀での優勝経験が、僕の支えになってくれるだろう」
難度が高まるであろう第2ラウンド以降のスコアメイクも、しっかりと考えていた。基本は、第1ラウンドのゴルフでよしとしている。その上で、パー5で確実にバーディをとることで、スコアを上乗せする。それが、キムの描いている青写真だ。
「今週は、第1ラウンドと同じようなゴルフで臨む」と断言したキムは、もしかすると、72ホール目のグリーンまでの流れを読み、描けているのではあるまいか。
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