シーズンのほとんどをABEMAツアーで戦ってきた嘉数光倫が、第2ラウンドにベストスコアタイとなる66をマークして4位グループ入りした。1989年12月、沖縄生まれで32歳になる。今シーズンはABEMAツアーを主戦場にしていた。優勝こそなかったがトップ10入りが5試合あり、そのうちの3試合は終盤に連続(5位、6位タイ、5位タイ)してのものだった。また予選会から出場権をつかんだ日本プロゴルフ選手権では、第2日にトップタイ(最終成績は4位タイ)にもなった。
「シーズン後半になって、ゴルフの調子がよくなったんです。その流れのままに、日本オープンの舞台にも立てました。ちょっと自信もつきました。大舞
台に気圧されることもなく、自分のペースで戦えています」
168センチ。ショット精度の高さでスコアメイクしていくのが自分のスタイルだという。東海大学出身でアマチュア時代から、そのスタイルを続けてきた。「無理はせず、無駄なことはやらない」を身上にしている。
第2ラウンドは、距離の長いパー4ホールである7番でボギーを叩いたが、それ以外は持ち前の堅実なゴルフで5バーディを奪い、通算3アンダーパーにスコアを伸ばしてきた。
日本オープンでは2018年大会で3位に入る成績を残している。今大会は、「それを上回る成績を目指したい」と穏やかな表情の中にも強い意志をのぞかせる。
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