2019年の日本シニアプロゴルフ選手権でシニア初優勝を果たしている白潟英純は今シーズン、ちょっと追い込まれた状況の中で戦っている。初優勝で得た3年シードが、今年で切れる。なんとか賞金シードを得られるだけの成績を挙げたい。その思いが、心に重くのしかかっている。
今シーズンのベストフィニッシュは、マルハンカップ太平洋シニアの10位タイで、賞金ランキングで30位までに与えられるシード権にはまだまだ届かない位置にいる。
「体もあちこち痛み出しているし、強い選手たちが続々とシニア入りしてきているので、よほど頑張らないといけないと思ってきました」
トレーナーについて体幹を強めるトレーニングにも取
り組むようになった。
そんな白潟が、第2ラウンドに10番ホールからのスタートでいきなり3連続バーディを奪い、その後も3バーディを加え、1ボギーの67でホールアウトを決めた。「いやぁ、3連続は大きかった。1オーバーパーからのスタートで、カットラインを考えながらプレーしていかなければいけないのか…と考えていたのに、いきなり、気が楽になりましたから。余裕が生まれました。おかげで、無理に攻めなくてもいい。グリーンを外しても、アプローチで寄せやすいところに、といった冷静に計算できたゴルフをやれました」
第3ラウンドからの目標は、少しでもスコアを伸ばして、少しでも上位に食い込み、少しでも多く賞金を獲得して、シードへの当確ラインに到達することだという。
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