「リズムはよかったですし、いいスタートが切れたと思います」と語った中島啓太。67の3アンダーパーで1打差の3位タイにつけた。
10番からティーオフして、前半は、3バーディ・2ボギーの34。後半に入って1,2番とバーディを奪ったものの、3番でダブルボギーを叩いた。それでも「右からのフォローで、ぼくも信じて打ちましたし、ショットとしてはもう完璧だったので、特に引きずることなくプレーできました」と言う。その後、6、7番をバーディとしての3アンダーパーである。スコアをうまくまとめられたきっかけは、15番(429ヤード・パー4)にあった。ボギー必至の状況をうまくパーで切り抜けられたことが大きかった
という。「あそこでボギー打っていたら、2オーバーパーになっていて、イーブンに戻そうっていう感じだったと思うんですけど、あそこをパーで切り抜けられたことで、アンダーパー目指して頑張ろうっていう風に変わったと思うので、あそこのパーセーブは大きかったです」とモチベーションを落とすことなく後半へといけたという。
同伴競技者に、石川遼と久常涼がいた。石川もこの日2アンダーパーとして6位タイ。久常も、同じく2アンダーパー。「みんなすごくいいリズムで良かったですし、3人とも終盤になるにつれてティーショットがかなり安定してきて、みんなフェアウェイから打ってバーディチャンス作ってっていうリズムが作れてたので、すごく僕はプレーしやすかったです」と全員が良いリズムでプレーできたという。明日に向けて「そうですね。上りも良かったですし、パッティングの距離感も悪くないと思うので、本来であれば日本オープンはバーディをたくさん獲れるわけではないですし、しっかりミスを減らしていって、我慢強くプレーしたいなと思います」とナショナルオープン仕様のセッティングを警戒しながら静かなる狙撃手のようなプレーで、虎視眈々と狙っている。
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