2023年度(第88回)日本オープンゴルフ選手権は13日、大阪府茨木市の茨木カンツリー倶楽部・西コースでアマチュア12名、プロフェッショナル105名の合計117名が出場し、第2ラウンドを行った。昨日に続いて秋晴れと絶好のコンディションの中での競技となったが、深いラフと風、さらに厳しいホールロケーションに多くの選手のスコアは停滞し、上位争いは混戦となった。その中で、首位と1打差の3位タイにつけていた貞方章男と中島啓太が粘りのプレーで1つスコアを伸ばし、通算4アンダーパーで首位タイに並んだ。
連続バーディスタートを決めた貞方は4、5、9番でボギーを叩き前半で1つスコアを落としたものの、連続バーデ
ィでフィニッシュ。勝負どころを逃さないベテランらしいプレーが光った。一方の中島は、ボギーが先行する苦しい流れの中、8番でこの日2つ目のボギーの直後にバウンスバックを決めて悪い流れを断ち切ると、後半で2つスコアを伸ばした。貞方と中島は、ともに4バーディ・3ボギーの69をマークして、明日のムービングデーを迎える。
1打差の3位タイグループにはナショナルチームメンバーの岡田晃平、イーグルでこの日のラウンドを締めくくった石川遼、2週連続優勝で本選手権3勝目を狙う稲森佑貴、初出場初優勝を狙う金子駆大ら7名がつけている。アマチュアの岡田とともに首位タイでスタートした堀川未来夢は17番(パー3)のダブルボギーが響き、通算2アンダーパーでS・ノリスらともに10位タイに後退した。
この日のラウンドでは記録も生まれた。2番ホール(537ヤード・パー5)で吉田泰基が258ヤードの2打目を5番ウッドで直接放り込み、記録が残る1985年以降で2018年大会第1ラウンドの14番ホールでの杉山知靖以来となるアルバトロスを達成。吉田はこの日のベストスコア65でホールアウトし、通算1アンダーパーの14位タイに順位を上げた。
注目の第13組は明暗が分かれる結果に。大会連覇を狙う蟬川泰果は3バーディ・2ボギーの69でホールアウトし通算イーブンパーの20位タイ、初優勝の期待がかかる金谷拓実は4バーディ・4ボギーのパープレーとスコアを伸ばせず通算5オーバーパーの59位タイでこの日のラウンドを終え、64名の後半のラウンド進出者に辛くも滑り込んだ。期待のアダム・スコットは4バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの73とスコアを落とし、通算6オーバーパーの65位タイでカットラインに1打及ばずカットに終わった。
明日の第3ラウンドは、7時20分に1番ホールから第1組がティーオフ。首位タイの貞方と中島の最終32組は、11時53分にムービングデーのプレーをスタートする。
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