2023年度(第88回)日本オープンゴルフ選手権は14日、大阪府茨木市の茨木カンツリー倶楽部・西コースでアマチュア3名・プロフェッショナル61名の合計64名が出場し、第3ラウンドを行った。ムービングデーにリーダーズボードを駆け上がったのは平本世中。3打差の14位タイでスタートした平本は、7バーディ・2ボギーの65をマーク。通算6アンダーパーにスコアを伸ばし、単独首位で明日の最終ラウンドを迎える。
1打差の2位にはこの日3アンダーパーでホールアウトした中堅の大槻智春、さらに1打差の3位タイにチップイン・イーグルでフィニッシュした片岡尚之、2021年大会チャンピオンのS・ノリス、一時単独首位
に立った幡地隆寛、石川遼の4名がつけている。また、通算5オーバーパーでスタートした金谷拓実が11番からの3連続を含む7バーディ・1ボギーでこの日のベストスコア64を叩き出し、59位タイから通算1アンダーパーの19位タイに大きく順位を上げた。ディフェンディングチャンピオンの蟬川泰果は13番でダブルボギーを喫するなど3バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの71と1つスコアを落とし、通算1オーバーパーの30位タイと大会連覇は厳しい状況となった。
最終組でスタートした中島啓太と貞方章男は、苦しい1日となった。貞方は2番でボギーが先行すると3番(パー3)ではダブルボギー。7番でもスコアを落として前半で4ストロークスコアを落とすと、後半も12番から連続ボギーを叩くなど5つスコアを落としてしまった。一方の中島は5番まで3バーディ・1ボギーと堅実なプレーでスコアを伸ばし、後続を突き放しにかかったが、7番でよもやのダブルボギー。11番ではトリプルボギーを喫してしまう。それでも14番からの連続バーディを奪取。この日5バーディ・2ボギー・1ダブルボギー・1トリプルボギー72と2つスコアを落とし、通算2アンダーパーでホールアウト。2週連続優勝で大会3勝目を狙う稲森佑貴らと首位と4打差の11位タイに踏みとどまり、本選手権逆転初優勝に望みを繋いで、明日の最終ラウンドを迎える。
明日の最終ラウンドは第1組が7時10分に1番ホールをスタート。単独首位の平本世中と1打差2位の大槻智春の組み合わせとなる最終第32組は、11時48分にティーオフの予定。新鋭と中堅の顔ぶれとなった最終組の一騎打ちとなるか、それとも混戦から大逆転劇が生まれるのか。日本一の称号をかけた残り18ホールを戦う選手たちの死力を尽くすプレーに注目してほしい。
本選手権最終ラウンドの模様は、10月15日7時から12時15分にゴルフネットワークで1番ホール、13時5分から16時にNHK 総合テレビで生中継の予定です。
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