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写真:Y.Watanabe / S.Osawa
2024年度(第89回)日本オープンゴルフ選手権は11日、埼玉県狭山市の東京ゴルフ倶楽部(7,251ヤード・パー70)でアマチュア9名・プロ109名の118名が出場し、第2ラウンドを行った。久しぶりの秋晴れの中でのプレーとなったこの日、通算4アンダーパーで池村寛世と中島啓太が首位に並んだ。
10番ホールから6時45分にティーオフした単独首位の池村寛世はバーディスタートを決めたものの11番でボギー、12番でバウンスバック。14番バーディの直後にボギーと噛み合わないプレーが続き前半をパープレーで終えると後半3ボギーを叩き、この日3オーバーパーでホールアウト。池村が足踏みする間隙を縫ってリーダーズボードを駆け上がったのは6打差の7位タイで10番ホールからスタートした中島啓太。13、14番で連続バーディを奪取した中島は18番もバーディとし前半を3アンダーパーとすると、後半は1バーディ・1ボギーと安定したプレーでこの日67をマーク。通算4アンダーパーで池村と首位に並んだ。
1打差の3位タイには2021年日本ゴルフツアー選手権優勝の木下稜介、3度目のナショナルオープン戴冠を目指す稲森佑貴、さらに1打差の5位に賞金王を2度獲得している今平周吾がつけている。大会連覇の期待がかかる岩﨑亜久竜は通算3オーバーパーの18位タイから逆転を狙う。
また、8番ホール(184ヤード)で幡地隆寛が7番アイアンでホールインワンを達成した。
なお、この日カットが行われ、通算8オーバーパーの48位タイ61名が明日からの後半のラウンド進出を決めた。8度目の出場となったアダム・スコット、昨年の日本アマチュアゴルフ選手権優勝でアジアパシフィックアマチュア選手権3位の中野麟太朗、今年の日本アマチャンピオンの松山茉生はカットに終わった。
2日間のプレーを終えてアンダーパーでホールアウトした選手は5名と厳しい戦いが続く本大会。明日のムービングデーで大きくスコアを伸ばして混戦を抜け出し、JGA創立100周年の日本オープン優勝に王手をかけるのは誰になるか。