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写真:Y.Watanabe / S.Osawa
先週、開幕戦以来の今シーズン2勝目をあげてナショナルオープンでの2週連続優勝への期待が集まっていた金谷拓実。第1、第2ラウンドはともに72で通算4オーバーパー。首位とは8打差の23位タイと苦しいプレーとなっていたが、第3ラウンドをパープレーにまとめて、11位タイに順位を上げて最終ラウンドを迎えた。
逆転に向けて一縷の望みを繋いだ金谷は、厳しいコースセッティングの中、必死のプレーを見せる。前半で2番目に難しい3番でバーディを先行させると、5番(パー5)でバーディ。一気に優勝争いに顔をのぞかせたが、6番からの連続ボギーで流れが止まってしまった。それでも、後半11番に続き13、14番で連続バーディを奪取。しかし、15番で痛恨のボギーで万事休した。金谷はこの日ベストスコアタイとなる68でホールアウトし、通算2オーバーパーの4位。結果に悔しさは残るだろうが、「今日は本当にチャンスも多く作れたし、今できる最大限のプレーは出来ました」と最低限の事はできた自負はある。
「今週も最後まで諦めずに良いプレーが出来たと想うので、最後まで一生懸命やりきりたいなと思います」仄かな手応えを掴んで、これから続くツアー終盤戦に気持ちを新たにした金谷。あと一歩で逃し続けてきた賞金ランキング1位の座を目指して、金谷の奮闘が続く。