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しかし、シニアツアーで戦う選手達にとって、シニアオープン用にセッティングされた高速グリーンは攻略するのも難しかったようで、パッティングのタッチを合わせるのに苦労する姿も散見された。 その中で、好スコアをマークしたのは過去シニアオープンで2位が4回と後一歩のところで優勝杯を逃し続けてきた室田淳と、欧州シニアツアーを主戦場とするタイのブーンチュ・ルアンキットの2人。ルアンキットは昨年、鳴尾ゴルフ倶楽部で開催されたシニアオープンでも優勝争いを演じ、2011年も欧州シニアツアーで勝利を収めている実力者。ショットが思うようにならないながらもアプローチでパーセーブし、少ないチャンスを確実にものにしたルアンキットは、4バーディ・ノーボギーでホールアウト。一方の室田もショットに不安を抱え前半で3連続ボギーを叩く室田らしからぬ立ち上がりも、12番でイーグルを奪うなどきっちりと帳尻を併せて首位タイに立った。 3打差の3位タイには芹澤信雄と、2010年シニアツアーデビューで既に日本プロシニア優勝を果たしシニアツアー賞金ランキングトップに立つ金鍾徳がつけている。地元広島出身で大会連覇の期待がかかる倉本昌弘は、パッティングに苦しみ5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーのイーブンパーで首位と4打差の6位タイで第1ラウンドを終えた。
中嶋常幸は首位と7打差の8位タイ、倉本昌弘も11位タイと逆転を狙える順位につけている。なお、この日カットが行われ、通算10オーバーパーの59位タイ66人が後半のラウンド進出を決めた。
この日も室田のショットは復調の気配はなく、特にドライバーショットはフェアウェイを捉えたのは2度だけという苦悩の海は深い。それでも、シニアオープン制覇にかける強い思いで2バーディ・2ボギーのイーブンパーでスコアをまとめて、この日2つスコアを伸ばしたルアンキットに並ばれたものの、通算6アンダーパーで首位を堅守した。1打差の3位は好調なプレーを続ける芹澤信雄、さらに1打差の4位に真板潔が後を追う。 ディフェンディングチャンピオンの倉本昌弘もパットに苦しみながら通算イーブンパーの6位と逆転優勝に望みをつないでいる。
首位タイスタートのルアンキットは、雨と寒さを苦手としており、昨年大会も雨の最終ラウンドでスコアを落として戴冠を逃した。今年こそはと意気込んでスタートしたルアンキットだったが、1番バーディのあと6番でボギーを叩くと、続く7番でダブルボギーで優勝争いから脱落。ルアンキットに代わって室田を追い詰めたのが1打差でスタートした芹澤信雄だった。 芹澤は前半を1バーディ・2ボギーとすると、後半も安定したプレーでパーを積み重ねる。17番でボギーを叩いたものの通算3アンダーパーでホールアウトし、最終組の室田を待っていた。 その室田は、出だしの1番でボギーを叩くと7番もボギーとし、前半を2オーバーパー。空模様同様、室田の初優勝に暗雲が垂れ込めたが、ここからシニアオープン優勝への思いが室田の粘りを生む。12、15番でバーディを奪い、芹澤との差を広げて終盤に入り、室田の初優勝も目前と思われた17番。ここで室田が痛恨のボギーを叩いて2位との差が2ストロークで最終18番を迎えた。 このホールのティーショット、ここまで不安を抱えてきたドライバーではなく、第3ラウンド同様3番ウッドを手にした室田だったが、このショットが思わぬミスでグリーンまで200ヤードを残してしまう。2打目は無難にグリーン左奥に運んだが、3打目のアプローチがシャンク。呆然とする室田と、慌ててプレーオフの準備に入る芹澤。室田は4打目を1.2メートルに寄せたものの、優勝を決めるボギーパットとしては慎重にならざるを得ない距離が残った。氷雨が降りしきる18番ホールのグリーン上。2度、3度と素振りを繰り返して打たれたボギーパットがホールに沈み、室田の初優勝が決まった。通算4アンダーパー。2位の芹澤とは1打差という薄氷を踏む思いで、室田がシニアオープンの頂点に立った瞬間だった。
通算2アンダーパーの3位にルアンキット、1打差の4位に水巻善典、大会連覇を狙った倉本昌弘は、真板潔とともに通算イーブンパーで4打差の5位タイに終わった。なお、ローアマチュアは通算11オーバーパーで全体の30位タイとなった松本新語が獲得した。