11回を数える本選手権史上で唯一人、2連覇(2002年、2003年)を果たしている田村尚之。優勝を逃したこの2年も、3位と2位タイの成績を残し、圧倒的な安定感を誇っている。今日の田村は、「調子は、特に良くない。ただ、落ち着いてプレーできた」結果、5バーディー・2ボギーの69で、首位の富田と1打差2位と好スタートを切った。前半の6、9番でバーディーを奪い、後半は13番、15番、17番の3ホールでセカンドショットを全て3メートル以内につけた。しかし、2位発進にも田村の表情は険しい。それは、「日本オープンの時に背中を痛めてしまった。現在は、戦える状態まで回復しているけど」という理由から。JFE瀬戸内
GCは、「プロツアーに出場させて頂いた時に、幾度かプレーしている。各ホールの特徴も掴んでいるし、決して不得意なコースではない」と地元の利もある。12月には日本代表として、カタールで開催されるアジア大会の出場も決定している。3年ぶり3度目の優勝を手みやげにしたいところだ。
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