ディフェンディングチャンピオンの大川重信は、1番ホールスタートの朝一番、ティーショットを林へ打ち込みボギー発進。続く5番ホールでもボギーを打つが、直後に疲れからアドレスが悪くなっていた事に気が付き修正すると、後半はショットが安定。10番パー5では残り115ヤードから放った第3打をピンそば6メートルにつけバーディー。13、14番では連続バーディーを決めて、17番パー5では第2打をグリーンエッジまで運び、アプローチを寄せてバーディー。後半だけで4ストロークスコアを伸ばし、2アンダーパーで首位タイに立ち、大会連覇に向けて好スタートを切った。「後半の4アンダーパーで気分が楽になった」とコメント。首位ス
タートの要因はショットの復調だけではなかった。大川は、先々週に開催された日本シニアオープンにも出場し、試合勘が良かったことも幸いした。
一方、大川と同じ組でラウンドした阪田哲男は、2バーディー、1ボギーの35でハーフターンすると、後半は、16番ホールまでスコアカード通りのラウンド。17番パー5では、第2打をガードバンカーに入れるが、第3打をピン手前2メートルにつけバーディーとし、大川と同じ70でホールアウトした。2004年大会優勝の阪田は、日本を代表するトップアマチュアとして知られている。大会2度目の戴冠に向け、明日も目下のライバル大川と同じ組でプレーする。
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