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JGA HOME
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| | | | | 日本シニアオープンは、(財)上月スポーツ ・教育財団の助成を受けています。 |
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【熟達の技の競演、いよいよ明日開幕】 |
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大会前
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競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi |
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震災復興支援グリーン・ティー・チャリティー「2012年度(第22回)日本シニアオープンゴルフ選手権」が明日25日、愛知県の東名古屋カントリークラブ・西コースで開幕する。
指定練習日となったこの日、明日からの熱戦を前に各選手が最後の調整を行う中で、大会連覇を狙う室田淳は18ホールをプレー。「ラフが深い。ラフに打ち込んでも球は見えるけれど、見た目よりもきつい。グリーンは小さくて傾斜もあるので、狙った位置に乗せるのは難しいね。アンダーパーでプレーできれば最高だと思う」と1985年の日本オープン、1993年の日本女子オープンの会場となった難コースに警戒感を強めている。それでも、「厳しいコースセッティ
ングだから、必ずピンチは来るから、どれだけ我慢できるか。気持ちをしっかりもっていれば、優勝争いもできると思う」と、我慢比べの覚悟はできている。「一度シニアオープンを勝てたことで、少し肩の荷は下りたかな。2位が続いていて、周りからもそういう目で見られていたし。今年は素直な気持ちで試合に臨める」と気負いは見せず2連覇を狙う。
室田の大会連覇の前に立ちふさがるのは、現在、シニアツアーの賞金ランキングで首位に立つ尾崎直道だ。シニアツアーとのセッティングの違いに「今までのような戦い方はできない」と、好調を維持していながら、開幕を前に言葉は慎重だ。「優勝を意識するよりも一打一打を大切にしていく姿勢が大事。サンデーバックナインに入って初めて優勝を意識することになるね」と、まずはコースとの戦いに集中する。そのためにも、「最終ラウンドに優勝を意識する順位にいたい」と、気を引き締める。「誰にでもチャンスはある。室田選手の連覇もしかり、厳しいセッティングを戦い抜いてきた中嶋選手も有利だと思う」と言葉をつなぐが、本選手権で初優勝を飾れば、自身初のシニアツアー賞金王も確定するだけに「(賞金王をとれば)周りのみんなが喜んでくれる。ずっと応援していただいている方々のために、それを捧げることができれば…そうなってくれるといい」と今週に賭ける強い思いを語った。
その尾崎に優勝のチャンスはあると言われた中嶋常幸。1985年に自身初の日本オープンタイトルを獲得した思い出の地でのシニアオープンだが、「もう20何年前のことだから、覚えてないよ」と、そっけない。そんな感傷に浸ることよりも、「ラフが深くて…アンダーパーは出ないんじゃないの?難易度が高い」という難セッティングへの攻略に心を砕いているようだ。「我慢をしていくしかない。我慢比べだ」と、日本オープンに続いての辛く厳しい戦いを前に、戦闘モードに切り替わっている。
シニアオープン初出場の中で最も注目を集めるのはイアン・ウーズナムだ。ゴルフファンにはノスタルジーとともに欧州ツアーで2度の賞金王や1991年のマスターズチャンピオンという輝かしい実績を残してきた実力者として、そのプレーはまぶたに焼き付いているだろう。小さい体を存分に使ったスウィングは往年の姿のままだが、なにぶん「ショットの調子が悪い。ドライバーショットが左右にぶれてOBのあるコースでは困るぐらい。アイアンショットも同じだけど…」と苦笑い。世界を股にかけて、多くのタイトルを手中にしてきたウーズナムだが、「コースはラフが拷問的ともいえるほど深い。優勝スコアも低くなるだろうね」と、攻略には苦しみそうだ。しかし、持ち前の人懐っこい笑顔で、「多くのギャラリーに観戦に来てほしい。自分も少しでもギャラリーを喜ばせることが出来るようなプレーをしたい」と、初出場のシニアオープンでの健闘を誓った。
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