昨年までアメリカのチャンピオンズツアーで戦っていた尾崎直道は言う。
「向こうのシニアプロたちは、実に個性的なスウィングをしている。レギュラーツアー時代のままのスウィングで(チャンピオンズツアーに)乗り込んでくる選手もいれば、あれっ、ずいぶんコンパクトになったな…という選手や、フォロースルーが短くなってほとんどフィニッシュまで振り切らない腕力派もいる。僕は、できるだけレギュラーツアー時代のままのスウィングを続けたいと思って、フィジカルトレーニングも続けてきた。それでも、体の粘りというか、自分のスウィングスピードやスウィングアークの大きさを支え切るだけの関節の柔らかさとか強さが機能しなくなっていることを自覚せざるを得なくなってきている」。
年齢、体力、筋力、関節機能の可動範囲の変化に伴って、スウィング動作の調整が求められるようになる。
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