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【尾崎直道はイーグル、バーディの派手なフィニッシュで-2】 |
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第1日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi |
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疲労を顔に表しながらクラブハウスに上がってきたのは尾崎直道だった。スコアは2アンダーパー。
「その結果には大満足している」といいながら、それでも疲れた?
10番ホールからのスタートで1オーバーパーで後半に折り返し、7番までやはり1オーバーパーのままだった。そして迎えた終盤の8、9番ホール。この2ホールを尾崎はイーグル、バーディで締めくくっての2アンダーパーだった。
8番は、ピンまで97ヤードの第2打でアプローチウェッジでのショット。ボールはピンの左1メートルに落ち、小さく2バウンドしたあとスピンバックしてカップに転がり込んだ。9番では5メートルのパットが決まった。
会心の上が
りだったのに疲れた?
「このコースは、ラフが深いし、グリーンも固くて速い。ていねいにフェアウェイをキープしていかなければ…という気持ちが強くなりすぎて、萎縮させられる。OBも気になるしね。その避け方も萎縮しているからひどい逃げのゴルフになる。気持ちよく振らせてくれないから、疲れるんだよね」。
最近の尾崎の悩みは、スウィングにあるという。「フルスウィングする場合はいいんだけど、コントロールショットを打とうとするときに、体がうまく反応しなくなっている。それが、気持ち悪いんだ。なんかスカッとしないから、疲れがたまる。うん、精神的にもね」。
尾崎と同じ組でプレーしたのは、芹澤信雄、加瀬秀樹両選手だった。二人のプレーに接して考えさせられたことがあると、第1ラウンドを振り返った。
「ふたりとも、3番ウッドでティーショットしたホールがかなりあったんだよね。僕は、ドライバーでコントロールすることばかり考えていた。3番ウッドなら、もっと気持ちよくスウィングできたかもしれないホールが確かにある。第2ラウンドは、その点を確認し直したい。なにしろ、今の僕の最大のテーマは“気持ちよくスウィングしたい”だから。それにしても、疲れたなあ…。明日からは、疲れを感じないゴルフをしたい」。
今大会での目標は優勝争いに加わること。その上で気持ちよくスウィングできる状態になれば、最高の結果が待っているかもしれない。
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