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【欧州シニアのバリー・レーンが連日の70で首位タイに】 |
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第2日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi Kentaro Shiba |
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ヨーロピアンツアーで5勝したあとシニアツアー入りしたバリー・レーン。190センチ近い長身でちょっとクラシカルなレイトヒットのスウィングを貫き通している。レギュラーツアー時代から、その飛距離能力の高さには定評があった。シニア入りした昨年、ルーキーイヤーでスコティッシュ・シニアオープンを制し、今年も同オープンに勝って連覇を果たしている。
レギュラーツアー時代には、ダンロップフェニックス・トーナメントや太平洋マスターズなどにも出場したことがあるから、ご記憶の方もいらっしゃるだろう。今回は特別承認による出場で、レーンは練習日に「日本には何度も来て、素晴らしい環境でプレーさせてもらいました。また日本に
こられてうれしい。現在は体調も万全で、こういう状態のときに、いいコースコンディションのコースでゴルフができることは、幸せです」とのコメントを寄せていた。試合が始まると「でも…」と、コメントには続きがあることを明かした。
「ラフにしてもグリーンにしても、ここまで難しくしなくてもいいのではないか、と思いたくなるホールも少なからずある。主催者は、選手に意地悪なのかな…(笑)」
第2ラウンドは10番からのスタートで、412ヤードのパー4を3番ウッドでティーオフしていった。わずかにラフにかかった地点からの第2打はグリーンの端に乗っただけ。ピンまで20メートル近くあった。この“超”がつくほどのロングパットが「幸運にも入ってしまって…」バーディとなるスタートを切った。続く11番パー5では第3打のアプローチショットをピンそば10センチにつけて連続バーディとした。さらに14番パー4でも4.5メートルを沈めて、この時点で通算5アンダーパーにまでスコアを伸ばした。
その勢いに自らブレーキを掛けてしまったのが続く15番パー3での3パットであった。結局この日は5バーディ・3ボギーで連日の70。通算4アンダーパーのスコアに「全体的にもう少しチャンスでスコアを伸ばせるような気もするが、納得できないわけではない」と、何やら釈然としない様子で2日間を振り返った。
「ラフに入ったとき、どこまで脱出できるのか。ホールロケーションによって、グリーン手前から乗せていった方がいいのか、果敢に攻めるのか、毎回難しい判断を迫られる。それがメジャーだと言われれば、それまでだけど、まあ、うまく対応できているというのが、この結果になっているのだろうね」。
パッティングでは、長身を折りたたむように屈んでストロークする。短いパターを好んでいる。レギュラーツアー時代は「29インチを愛用していたけど、現在は32インチ仕様を使っている。自分にとって自然な前傾姿勢で腕を軽く伸ばした状態でグリップできる長さを求めていたら、自然とそうなった」。
長身のレーンからすれば“短尺”といってもよさそうなパターを駆使するグリーン上の姿にも特徴がある。トーナメントリーダーになったことで、レーンの名前、スウィング、パッティングスタイルは、もっと注目を集めることになりそうだ。
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