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【室田は「あのパッティングじゃ無理!」】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi |
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18番をホールアウトしてクラブハウスに上がってくるなり、室田淳はつぶやきにしては大きな声でもらした。「カップに寄せるのはうまいけど、カップに入れるのは下手だよなぁ」。パッティングのことである。13番ホールまでに3バーディを奪ったが、これ以外にも何度もバーディチャンスがあった。そして、14、16番とそれほど距離のないパーパットを外していた。これらが決まっていたら、間違いなく連覇に向けてのトーナメントリーダーになっていたに違いない。
今シーズンは、昨年までのパターからベリーパター(中尺仕様)に切り替えて愛用している。レギュラー仕様の長さからロングパター(長尺仕様)に、またレギュラーに戻して、
今度はベリーパターに。室田は、パッティングでのスムーズなストロークに気を使ってきた。「中嶋さんぐらいパットが上手ければ、僕も、もっと大きなことができるかもしれないけどね。連覇?今日みたいなパットじゃ無理、無理!」。
もっとも、口とは裏腹に、全体を見渡す余裕もうかがわせる。「まあ、僕の状態も含めて(最終ラウンドの)展開はどうなるかわからないけど、いい試合にはなったよね」。
そう言って、明日の組み合わせを頭の中でチェックし始めた。「ええと、3アンダーパーが僕と、フランキー(ミノザ)と中嶋さんで、そのうち最初にスコアカードを提出したのは中嶋さんか。ということは、最終組は井戸木と中嶋さんで、自分はフランキーといっしょだよね。これは、やりやすい」。
ミノザとの相性がいいのだろうか。「いや、そういうことじゃなく、彼は、何も言わないから。共に黙々とプレーしたいタイプだからお互いに自分の世界に入り込みやすいと思う。少なくとも僕はプレーしやすいね」。
不安材料とプラス材料をないまぜに、室田は連覇に向けての最終ラウンドを迎えることになった。
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