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【室田淳は「また万年2位に逆戻りです」】 |
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第4日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi / Hakusho Yamanouchi |
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室田の予言は、的中してしまった。
「ね、言ったとおりだったでしょ。あれじゃ、勝てないんだよね」。
パッティングの不安。「寄せるのはうまいけど、入れるのは下手」と自嘲気味に自己評価するパッティング。不安が現実となってしまったのが終盤の17、18番ホールだった。
17番(パー4)は、3段グリーンの一番上にカップが切られていた。ほとんどの選手がそこまで突っ込み切れずに中段や一番下の段からのロングパットに神経を使わなければならないホールだった。室田は、その一番上の段に立つピンを果敢に攻めてきた。そして、3メートルほどのバーディチャンスを迎えていた。最終組の前で一緒に回り、ここまで通算4アンダーパ
ーでトップに並んでいたミノザは、このホール、一番下の段から15メートル近い距離を打ち切れず、室田よりも長いパーパットを残していた。
ゲームが動きそうな予感…。それは外れた。ミノザが決めてピンチをしのぎ、単独トップに立ち、連覇に大きく前進するはずの室田のバーディパットはカップ縁に止まってしまった。そして、18番(パー5)のグリーン上。ファーストパットを1メートルほどに寄せたが、この距離をまた決められずに3パットでミノザに対してプレーオフの機会を確保することもなく敗れ去った。
「うーん、やっぱり下手だよね。これで、日本シニアオープンは、5度目の2位ですよ。逆戻りしてしまいました。青木(功)さんに、また言われるな。“お前は、そこまでの力しかないんだよ”って。返す言葉もありません」。
自虐的なセリフを口にしていないと、自分のパッティングミスを必要以上に責めて、ますます深みにはまってしまうことを恐れているかのような室田であった。
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