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【ローアマチュアの杉山稔は「厳しいね」】 |
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第4日
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競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi |
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今年シニアオープン初出場の杉山稔がローアマチュアを獲得した。予選Bブロックに出場した杉山は、繰り上げで本選出場資格を得ての快挙達成。しかし、その表情は嬉しさ半分、苦笑い半分という複雑なものだった。それもスコアが通算19オーバーパーでのローアマチュア獲得という結果と、初めて経験するシニアオープンの厳しさからくるものだった。「いやぁ…厳しかった」喜びの言葉よりも先に出てきたのは、苦笑いとともに出てきた偽りない心境だ。その理由は、狭いフェアウェイと深いラフ、固く早いグリーンのオープン特徴でもあるセッティングにしてやられたからだ。「日本アマや関東アマなど競技経験は、たくさんあります…今まで経験したこと
のない」厳しいセッティング。特に「セカンドカットに入った球は沈んでしまい、ウェッジでしか方向性が出ない。だからティーショットでフェアウェイをとらえなければというプレッシャーが酷くて、胃が痛くなったよ」というほど、精神的に辛いプレーを強いられてきた。
さらには、練習日を含めて5日目となるラウンドにも「体力的にもきつくて。最後は足が上がらなかった」と心身ともに追い詰められていたようだ。ギリギリの戦いの中で気づかされたのはプロの凄さ。「彼らはプロアマも含めて8ラウンド目?それでも、全く動じない体力は凄い」と目を見張る。だからこそ、来年に向けては体力トレーニングに励みたいという杉山。
もう一つ、杉山が学んだのは、クラブセッティングだという。「アマチュアの僕らがこれだけ固いグリーンに球を止めるためには、いつも使っているクラブでは歯が立たない。オープン用のセッティングを考えないといけない。例えばウェッジとか、4番ユーティリティーを入れるとか…」とローアマチュアを獲得してもなお、さらに高みを目指すために研究を怠らない杉山の姿は、シニアになってもゴルフを愛し、探究心を持ち続ける求道者を思わせた。
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