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【バリー・レーンは3位タイスタートも2度の3パットを悔やむ】 |
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第1日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi / Akihiro Ueda |
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早朝のスタート前の打球練習場で、バリー・レーン(イギリス)が、尾崎直道と隣の打席に居合わせた。
そこでレーンが、直道に世間話をし始めた。米シニアツアーなどでも、一緒に戦った仲である。
「いや、実は、4000ドルのペナルティをくらっちゃったんだ」と直道がレーンに話しだす。
「なんで?」と聞くと、カナダの試合と同週の別の大会とエントリーしていて、そのひとつをキャンセルし忘れてのペナルティだったという。そんな会話を二人でしている姿は、まるで知己の間柄に見えた。
そのレーンが、6バーディ・2ボギーの4アンダーパー68で第1ラウンドを終えた。
「3パットを2回したのを除けば、全体的にいい流
れでプレーできていると思う。このコースは難しいからこそ、きっちりとフェアウエイをキープすることだよね。ともかく、異国の地でも妻がキャディとしてついていてくれるから心強いよ」。
実は、レーン夫人カミラさんは、しばらく腰痛に苦しんでいて、キャディができなかった。来日は、2011年以来2度目。「腰痛は、完治ではないけれど、かなり良くなっているし、手引きカートでできるから大丈夫よ(笑)」と笑顔で言った。
レーンは、どんな試合でもスタート前の練習グリーンで、決まって基本的なパッティング練習をする。糸を使って、ストロークが澱みなく、インパクトエリアで真っ直ぐ出せているか。距離感はどうなのか。その基本的な復習と予習を手抜きしない。
「それにしても3パット2回は、悔しいなぁ」とインタビューの最後に呟いたのは、用意周到していた自分に対する懺悔のように聴こえた。
ロンドンのテムズ川のほとりのコンドミニアムと、スウェーデンには湖畔近くにサマーハウスを持っている。このレーン夫妻の生き方は、シニア選手の理想的な生活なのかも知れない。
明日から、もちろん3パットでのボギーを修正して、首位の2打差を縮めるプレーを見せるに違いない。
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