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【単独トップに躍り出た室田淳は「パットが上手かった」と自画自賛】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi |
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「今日は、曲がる(ラインの)パットが上手かったねぇ」と室田淳。2番(パー3)でグリーン左奥のカラーからの6メートルをパターでねじ込んだ。下りのスライスラインだった。続く3番(パー5)でも、またスライスライン(5メートル)をカップ真ん中から沈めた。
第2ラウンドには、さんざん手こずらされたグリーンで、この日は一転して次々とバーディパットを決めていった。4番でもバーディを加えて3連続。8番(パー5)では2オンして長い距離を2パットにまとめた。前半の9ホールで4バーディ。この時点で通算9アンダーパーまでスコアを伸ばしていた。この9ホールでは10パットと冴えまくったのだから、自分を褒めたくなった
気持ちもわかろうというものだ。
「といってもね、本当のところは、自信を持って…とか、ラインを読み切って…というパッティングじゃなくて、たまたま入ってくれただけなんだけどね。入れた、というより入った。こういう日もあるってことだよ」。
後半にターンしてからも13、14番の連続ボギーがあったものの、3バーディを加えて通算10アンダーパーとただひとり2ケタアンダーパーに乗せての単独トップで最終ラウンドを迎えることになった。
日本シニアオープンでは2006年から4年連続で2位(タイ含む)という珍記録を残している。2011年大会で悲願の初優勝を遂げた。このときは、「さすがに最終ホールのプレーはしびれた。グリーンサイドからのアプローチショットでシャンクしちゃうぐらいだったからね…(思い出しての苦笑い)。今回は、あのときほどしびれることはないと思うけど、日本シニアオープンだからねぇ…何が起こるかわからない」。
さて、何をどう心掛けていこうとしているのか。スタートダッシュで自分への流れを作る?「いや、自分は流れとかは考えない。そうねぇ、(宮里)藍ちゃん流でいこうかな。うん、ひたすら目の前の1打に集中していく。スコアは、その結果というスタイルの方が自分には合っている」。
目下シニアツアー獲得賞金レースでもトップを走る室田が、日本シニアオープンの優勝賞金1600万円を加えれば、07以来3度目の賞金王の座も決定的になる。
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